初めての着物選び、どうやって選んでいいのか分からないと悩んでいないでしょうか。
特に、着物初心者だと選ぶ基準などが分からず不安でしょう。
この記事では、着物初心者の方向けに着物選びの基礎知識をご紹介します。
おすすめの定番着物についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、振袖や着物を購入する予定があるなら「染めと織り」にご相談ください。
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※掲載商品以外にも、種類やカラーなどのご要望があればお問い合わせにてご相談ください
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バリエーション豊富な着物を自分で見つけるのは大変です
着物について調べてみると、いろんなお店で異なる着物が販売されていることに気が付くはずです。
柄や色また生地などがひとつずつ異なる着物、何を選べば良いか分からずに困ってしまいますよね。
特に自分の力だけで着物を見つけるのは大変です。
中でも次のような悩みを抱えて、購入できずにいる人も多いでしょう。
「自分で選んだ着物がマナー違反だったらどうしよう…」
「場違いな着物を選んで恥ずかしい思いをしたくないなぁ…」
では、どのようにして着物を選ぶべきでしょうか。
結論として、初心者が自分で着物探しを行うなら、着物選びのポイントと定番の着物を理解することをおすすめします。
本記事で詳しく紹介しているので、失敗しない着物選びを学んでいきましょう。
初めての着物選びで押さえておきたい5つのポイント
初めての着物選びを失敗したくないなら、ここで紹介する5つのポイントを覚えておきましょう。
1項目ずつチェックして着物を選べば、マナーを守りつつ自分にぴったりの着物が手に入ります。
チェックリストとしても使えますので、事前に確認してみてください。
①着用する季節
日本には春夏秋冬があり、それぞれ気温や風景、また植物や生き物が大きく変化します。
よって着物選びは、季節を考えることも大切であるため、着用する季節にあわせて次のことを検討してみてください。
- 着物の絵柄
- 着物のベースカラー
また季節には、それぞれイメージカラーがあるので次の内容を参考にして着物選びを行ってみましょう。
【春】
- 絵柄:梅・若草・桃
- ベースカラー:赤・緑・黄
【夏】
- 絵柄:菖蒲・葵・花橘
- ベースカラー:青・緑・紫・黄
【秋】
- 絵柄:萩・もみじ・落ち葉
- ベースカラー:赤・黄・茶
【冬】
- 絵柄:雪・氷・フキノトウ
- ベースカラー:青・白・黒
このように、季節による違いが複数あります。
上記一覧を参考にして、着物選びを行ってみましょう。
②着用する目的(格)
着物は古くからある服装です。
主にフォーマルな場所で着用することが一般的でしたが、近年ではファッションとして着物が利用されることも増えています。
よって、現代における着物の着用目的は次のとおりです。
- 儀礼の場で着用する
- おしゃれの一環として楽しむために着用する
前者の場合は、落ち着きのある色や柄の着物を選ぶことをおすすめします。
また、柄の割合が少ない着物を選ぶことが一般的です。
もし「お稽古」「社交パーティー」「家族との付き合い」などを行う場合には、落ち着きのある着物を選びましょう。
一方、後者は自由に着物を選べます。
派手な柄はもちろん、奇抜な服装をしてもいいでしょう。
例えば「成人式(この場合は着物ではなく振袖)」「ファッション」「イベント」などに参加する予定があるなら、自分なりにおしゃれな着物を見つけてみてください。
③着物のサイズ
着物を購入するなら、自分の体形に合ったちょうど良いサイズの着物を選びましょう。
着物のサイズは、通常の洋服と違い、次のポイントをおさえてぴったりのサイズを探していきます。
- 身丈:身長(男性は-30cm)
- 裄:首の付け根~手首の長さ
- 前巾:ヒップサイズ×1/4(一番太い場所で測る)
- 後巾:ヒップサイズ×1/4+5.3cm(一番太い場所で測る)
もし間違ったサイズを購入すると、裾を引きずってしまったり、着崩れしてしまったりと、着物の見栄えが悪くなります。
店舗を訪問して着物選びを行う際には、店舗内でサイズを測ってもらえるので、ぜひ確認してみてください。
④着物の生地
着物に触れてみると分かりますが、種類によって手触りが全く異なります。
その理由は着物が、絹、麻、綿、ウール、ポリエステルの5種類から作られているからです。
もし着物選びを行う場合には、以下に整理した生地のポイントをおさえて着物選びを行いましょう。
- 絹:高級感がある滑らかな手触りで年中着用できる
- 麻:薄手で涼しげがあり厚い季節に着用しやすい
- 綿:一般的な着物の生地であり年中着用できる
- ウール:羽毛の温かさがあり寒い時期に着用しやすい
- ポリエステル:滑らかな質感で年中着用できる
寒い季節に麻、暑い季節にウールを着用すると、着用に不快感を感じる場合があります。
まずは季節で素材を選び、試着したうえで生地選びを行っていきましょう。
⑤購入方法
着物の高級を検討しているなら、購入する場所を検討することが重要です。
購入できる場所は、主に次のとおりとなります。
- 着物専門店
- リサイクルショップ
- ネットショップ
- 個人売買
- 着付け教室
着物は複数のマーケットで購入できるのが特徴です。
ただし、初めての利用なら、着物選びや寸法計測、着付けのレクチャーを行ってくれる「着物専門店」「着付け教室」をおすすめします。
また、事前知識があるなら、別の場所でも購入して問題ありません。
特にネットショップの中には、問い合わせによって、詳しい着物情報を教えてくれるとこも数多くあります。
教えてもらいたいことがあるなら専門店、事前準備をしていて自分で探したいならネットショップなどを利用してみてください。
初めての方におすすめ!着物の定番3選
着物選びのポイントをおさえておけば、失敗しない着物を見つけることができます。
しかし、初めての購入でハードルが高いと感じている人もいるでしょう。
それなら、ここでご紹介する着物を選んでみてはいかがでしょうか。
カジュアル、セミカジュアル、フォーマルの3種類を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
①紬(カジュアル)
普段着やショッピングなど、日常で使える着物をお探しなら「紬」を選んでみてはいかがでしょうか。
デザインが豊富なのが特徴であり、薄手で着心地が良いため、疲れることなく着用できるカジュアルな着物です。
帯などをおしゃれにすることで、他の人との違いを作り出せます。
お手頃価格で販売されているので、普段使いのために購入してみましょう。
②小紋(セミカジュアル)
普段使い出来るだけでなく、フォーマルな場所でも使える着物をお探しなら「小紋」を選んでみてはいかがでしょうか。
着物全体に柄が入っているため、華やかな着こなしができるほか、落ち着きのある色合いの着物も販売されています。
服装の組み合わせを変えれば、カジュアル・フォーマルのどちらにも対応できることから、1着あれば便利な着物だと覚えておきましょう。
③色無地(フォーマル)
習い事やパーティー、会食などで着用できる着物をお探しなら「色無地」の着物を選んでおきましょう。
着物自体が無地で構成されており、シンプルな見た目が特徴的です。
年齢にあわせた色合いが多数販売されているほか、帯の色で雰囲気を変更できます。
よい生地の着物なら染め直して長期間利用できるので、イベントに合わせて購入してみてはいかがでしょうか。
初心者はまず着用する目的を考えよう
着物選びは、複数のポイントを意識することが大切です。
また、分からないことがあるなら専門店やネットショップの問い合わせを利用して着物の購入方法を学んでみてもいいでしょう。
ですがまずは、自分が着用する目的を考える必要があります。
目的をベースに考えていけば、購入する着物の種類を絞ることができるので、本記事の情報を参考に着物選びを行ってみてください。
もし、振袖や着物を購入する予定があるなら「染めと織り」にご相談ください。
他のお店では見つけられないオリジナルの和装を提供しております。
※掲載商品以外にも、種類やカラーなどのご要望があればお問い合わせにてご相談ください
※「染めと織りのブログをみた」とお問い合わせいただけると照会がはやくなります